葉酸を摂ったほうがよい時期は?
神経管閉鎖障害のリスクを減らすために葉酸の摂取が推奨されています。
摂取するべき時期は、受精卵が着床した直後から妊娠4週前後の妊娠超初期です。
ただ、ママ自身は、いつ着床をしたのか自覚することはできませんし、ほとんどの方は体調の変化などで妊娠に気が付いた時には、葉酸を摂取しておく妊娠4週が過ぎていますので、間に合わないのです。そのため、妊娠を希望する方は、意識をして葉酸を日ごろから摂るように、厚生労働省が呼びかけを行っています。(※1)
妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進
厚労省の文献名も、
『妊娠可能な年齢の 女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進』
とあり、葉酸の摂取を妊活中や妊娠初期に限定していません。
つまり、みらいの子どもたちの障害発症リスクを避けるため、
葉酸摂取の大切さに気がついた今が、はじめ時、という事をご理解頂けましたでしょうか?
逆に、『いつまで飲めばいいの?』
という疑問についても同様です。
厚生労働省のE-ヘルスネットの文献では、確かに
『妊娠初期における葉酸摂取の不足により胎児における神経管閉鎖障害(NTD: neural tube defects)の発症率が高まる』
とあり、妊娠初期の不足に焦点が当たっていますが
一報の同じ厚生労働省発行の医療従事者向けの要綱では
『妊娠可能な年齢の女性、妊娠を計画している女性及び妊産婦等 に神経管閉鎖障害の発症リスク低減のために葉酸の摂取に係る適切な情報提供を実施』
といった表記が一貫して使われており、出産可能な全年齢の女性に対しての周知を進めている事が明白です。
二人目の準備の意味や、ママとしての健康チェックの意味でも、こうした『ママサプリ』で必要な栄養素を補っておく事が推奨されるのです。
→葉酸摂取の大切さを認識して、改めてサプリメントを選んでみましょう
※1:参考文献:
神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の 女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-03c.pdf
※2:参考文献:
神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の 女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-03c.pdf