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「あっ、私この症状だ」妊娠超初期症状バイブル【兆候・部位別】

→赤ちゃんを待っている女性、特にタイミング法で妊活を行っている方は、無事に妊娠できたかどうか、一刻も速く知りたいと思っていることと思います。身体のちょっとした変化でも、これは妊娠?それとも違うの?とやきもきすることもあるかもしれません。兆候にまったく気が付かなかったという方もいますが、もし妊娠したのであれば、少しでも早めに気が付ければそれに越したことはありません。
実際に妊娠をした経験がある女性の体験談をもとに、兆候・部位別などで分類をしましたので、ご紹介いたします。

 

【聞きたい、知りたい!超初期症状!】

ひょっとした妊娠できたかも?と分かった時期はいつ?

妊娠したかもしれない、という兆候に気が付いた時期は、もちろんその人その人によって違います。どんな時期から気が付く可能性があるのか、先輩ママの体験談から見てみましょう。

 

生理前、生理予定日前後

タイミング法で妊活を行っている方は、基礎体温を計測しているため、ご自身の生理周期を把握していると思います。生理予定日の前にPMSの諸症状を感じる、という方も多いかと思いますが、PMSとは少し違った体調の変化が起こったことにより、妊娠に気が付く方もいらっしゃいます。もし無事に着床をしていれば、生理前、生理予定日前後は妊娠2週目にあたります。

 

→現れる時期

妊娠したかもしれない、という兆候が身体に現れる、もっとも早い時期は受精卵が着床をしたと考えられる頃です。

妊娠のメカニズムは、女性の卵管内において、卵子と精子が出会い受精して受精卵となることから始まります。その受精卵はどんどん細胞分裂を繰り返しながら、子宮に移動し、子宮内膜に着床をします。着床をすることで、ママから栄養分を受け取ることができるようになります。着床をすることで妊娠した、とみなされます。そして、着床が完全に完了するまでは、さらに5日から1週間ほどかかります。

このようにタイミングを取って、受精するまでおおよそ1日から3日、子宮内に移動をして着床をするまで7日から10日ほどかかります。着床自体も個人差がありますので、妊娠の超初期に気が付くとすれば、タイミングから数えて8日から3週間ほどの時期だと考えられます。

妊娠超初期症状が起こる原因とは?

女性の身体は妊娠をすることで、子宮の中で赤ちゃんを育てるために、これまでにない、さまざまな変化が起こってきます。子宮内膜に受精卵が着床をすると、胎盤からヒト絨毛性性腺刺激ホルモンというホルモンが分泌されます。このホルモンはhCGと呼ばれます。妊娠周期で数えると、おおよそ4週目ごろから、尿に交じって排出されるようになります。その原理を利用して、妊娠判定薬が陽性になり、妊娠をしたかどうか初期から確かめることができるのです。

また、同時に黄体ホルモンの分泌も盛んになります。このホルモンは、新たに排卵をしたり生理が起こる、つまり子宮内膜がはがれてしまわないように、妊娠をずっと続けさせるといったはたらきがあります。これらのホルモンが普段より多く分泌されることによって、身体のホルモンバランスが崩れるために、いつもと違う体調の変化を感じる方も出てくるのです。

 

妊娠初期症状の期間とは

個人差が非常に大きいため、受精し着床したと同時に身体に起こった妊娠超初期の変化を感じる方もいれば、着床したと考えられる1週間、生理予定日前後に感じる方もいます。またつわりが始まるといわれている妊娠12週ごろを過ぎても、まったく感じないという方もいます。むしろ、ほとんど気が付かない方が大半です。妊娠の兆候が分かれば確かに対処がしやすいですが、分からないからといって、何ら問題はありません。

PMS(月経前症候群)・生理不順と妊娠初期症状の違い

妊娠の超初期症状と、生理前にしばしば起こるPMS(月経前症候群)や、生理不順などの方にあらわれる症状は、とてもよく似ています。妊娠をしていても、妊娠をしていない時にも分泌されている黄体ホルモンの増減が原因となっているため、同じような症状が起こることになるのです。

 

間違えやすい症状:下腹部痛

生理前にも、妊娠した直後にも、下腹部に痛みを感じることがあります。同じような痛みに感じますが、生理前であれば、受精卵が着床されなかった子宮内膜が生理に向けてはがれる、つまり子宮が縮まるために起こる痛みです。
妊娠をした場合には、妊娠を継続させるために子宮内膜をさらにフカフカにしておく必要があるため、子宮が膨らむことによって起こる痛みです。人によっては、この時の痛みを外側に向かうような痛みであったり、子宮が膨らむときに支えているじん帯が引っ張られるため、チクチクした痛みを感じることがあります。

間違えやすい症状:眠気

妊娠をした時、妊娠をしていない生理前、どちらの時にも分泌される黄体ホルモンには、眠気を誘うはたらきがあります。そのため疲れやすかったり、やたら眠かったりといった共通の症状が起こることがあります。

間違えやすい症状:便秘・下痢

妊娠をしていない時には子宮が縮まり、妊娠をした時には子宮が大きくなりますが、この時、子宮のすぐ前に通っている大腸のはたらきにも影響を及ぼし、便秘や下痢という症状が起こりやすくなるのです。

 

着床後に現れるメンタル面での症状

早い方では着床をする前後から、ホルモンバランスの急激な変化によって、メンタル面でも普段と違う症状が現れることがあります。雰囲気が変わったことから、本人ではなく家族の方がおかしいことに気が付いた、という例もあります。ただ、人によってはPMSでもメンタル面の不調が起こることもありますので、区別がつきづらいかもしれません。

妊娠超初期に見られる情緒不安定やイライラとは

妊娠の超初期の段階では、ホルモンバランスの崩れから、何をしても楽しくない、周囲の行動が気に障る、もやもやして気持ちが落ち着かない、突然涙ぐんでしまうなどといった情緒不安定になることがあります。
嗅覚が敏感になり、これまで平気だった場所が辛くなったり、突然食べ物の好みが変わることもあるそうです。自分自身では気が付かないこともあります。これはホルモンのせいだと割り切るしかありませんので、なるべくリラックスできるように、周囲の人にフォローしてもらうようにしましょう。

基礎体温で妊娠を見分けよう

妊娠超初期の体調の変化は、妊娠前の体調とよく似ているため、見分けることがむつかしいです。妊娠をしたかどうか見分けるもっとも信頼が高い方法は基礎体温を測ることです。基礎体温は基本的に、排卵を境目として高温期に入り、生理がはじまると、がくんと体温が下がるという、低温期と高温期の二層にくっきり分かれます。これは黄体ホルモンの分泌される量が増減するためです。
しかし、妊娠をして着床をすると、黄体ホルモンは妊娠を続けるために、分泌を続けますので、基礎体温は上がったまま下がりません。人によって周期に違いがありますが、高温期が16日以上続くようであれば、妊娠をしている可能性が高いといえるでしょう。ただ、着床をしたと考えられる日に基礎体温が下がった、という方もいますので、妊娠判定薬と併せて判断材料にしましょう。

 

 

【兆候別の妊娠前症状】腹痛

→着床痛と呼ばれる腹痛

子宮内膜に受精卵が着床する際に、下腹部痛をうったえる方もいらっしゃいます。

これは、受精卵は子宮内膜に潜り込むことから、痛みにつながることもあると考えられています。下腹部というよりも、脚の付け根に痛みを感じたり、おなかそのものがチクチクした、という方もいらっしゃいます。

 

【ホルモンバランスの変化による不調】

 立ちくらみ

→三半規管の不調により、平坦な場所にいるのにめまいがしたり、それまで平気だったのに、車に酔いやすくなった、といった方もいらっしゃいます。

食欲がない

→匂いに対して敏感になるため、食欲がわかない、吐き気を感じるという方もいます。医師に相談をして、胃薬などを処方してもらうこともできます。

 

下腹部の張り

→着床をしたと考えられる頃から、生理の直前のような痛みであったり、下腹部に張りや違和感を感じる方もいらっしゃいます。普段の生理だと思って、妊娠に気が付かない方もいます。

 

【症状別妊娠初期症状】

胸の張り

着床をしたと考えられる前後から、胸の張りが気になったり、チクチクするといった痛みが現れることもあります。赤ちゃんを育てるために起こる変化で、ほとんどの女性が時期は違えど感じる変化のひとつです。

 

動悸・息切れ

→ちょっと身体を動かしただけでも息が切れる、心拍が通常より高く、動悸が激しいといった症状が出る方もいます。

全身の倦怠感

→風邪と同じような症状として、身体が熱っぽくなり、倦怠感を感じたという方もいらっしゃいます。

風邪のような症状

黄体ホルモンが分泌されることによって、高温期が継続されます。平熱よりも高く、実際の風邪と同じく、寒気や鼻水などが出る方もいらっしゃいますので、妊娠したと気が付かず、風邪を引いたかな、と思ってしまうケースも見受けられます。

 

暑い

→通常は汗をかく体質ではないのに、突然汗っかきになった方もいらっしゃいます。これもホルモンバランスが関係しているようです。

 

匂いに過敏

→妊娠をすると、匂いが気になってしまう方もいます。それまで何とも思わなかった匂いが駄目になることもあります。

 

胃痛

→妊娠の初期から胃が荒れてしまい痛くなる、という方もいます。いわゆるつわりと同じ症状で、すぐ治まる人もいれば、妊娠が終わっても胃が弱くなったまま、という方もいます。

尿意の変化

→妊娠の初期症状として、トイレが近くなったことを挙げる方もいます。トイレが近くなることで、明け方に起きてしまうこともあります。妊娠後期によくみられる変化ですが、早い方もいらっしゃいます。

妊娠初期症状まとめ

→これらの妊娠前の初期症状は、複数現れるという方もいれば、ひとつだけという方もいます。個人差がとても大きく、すべての人が妊娠の初期症状に気が付くとは限りません。


ただ、妊娠に早めに気づくことができれば、起こりうる色んなリスクを避けたり、サプリメント等で十分な栄養を摂って、安心して赤ちゃんが子宮内で成長をするのを手助けすることができますね。自己判断だけで妊娠と決めつけるのは良くありませんので、これは妊娠の初期症状鴨、と気が付いたら、できるだけ早めに産婦人科に受診をするようにしましょう。

 

 

筆者プロフィール

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ペンネーム:hkskn

2児の母/子育て奮闘中

40代前半女性 栃木県

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